第42回演奏会

42nd concert

2014.6.15(SUN) 14:00 開演 13:20 開場
横浜みなとみらいホール
指揮 曽我大介

合唱 一音入魂合唱団
ヴァイオリン独奏 渡辺玲子


ドビュッシー 夜想曲

Claude Achille Debussy Nocturnes

ラロ ヴァイオリン協奏曲第2番《スペイン交響曲》

Victor Antoine Édouard Lalo Symphonie espagnole

モーリス・ラヴェル ダフニスとクロエ 第1組曲,第2組曲

Joseph-Maurice Ravel Daphnis et Chloé



指揮

曽我大介

Daisuke Soga
http://www.soga.jp
Daisuke_Soga.jpg東京ニューシティ管弦楽団首席客演指揮者
1965 年大阪生まれ。桐朋学園大学音楽学部演奏学科コントラバス専攻(1984-87) ルーマニア国立“チプリアン・ポルムベスク”音楽院コントラバス科('87-89)、ウィーン音楽大学指揮科('89-91)、シエナ・キジアーナ音楽院指揮科('92-93)、ハンガリー・ソンバタイ国際バルトーク・セミナー指揮科('93)、タングルウッド音楽センター('96)などの音楽大学やセミナー等において、ベルナルト・ハイティンク、小澤征爾、フェルディナンド・ライトナー、ジュゼッペ・シノーポリ、ロバート・スパノ、グスタフ・メイヤー、レオン・フライシャー、ウーロシュ・ラーヨビッチ、イルヤ・ムーシン、ドミニク・ルイツ、イオン・ケプテア、ペーター・シュヴァルツ、田中雅彦、森正の各氏に師事。1989年ルーマニア国立“チプリアン・ポルムベスク”音楽院を首席で卒業、国家演奏家資格を取得。

ヴァイオリン独奏(スペイン交響曲)

渡辺玲子

Reiko Watanabe
http://www.reikowatanabe.com
AIL_WREIK.jpg渡辺玲子は、超絶的なテクニック、玲瓏で知的な音楽性、切れ味鋭い官能性とその広いレパートリーで日本のみならず世界のヴァイオリン界をリードする逸材である。

 第50回日本音楽コンクールにおいて最年少優勝(15歳)、同時に第1回増沢賞(全部門を合わせて最も優れたものに与えられる賞)を受賞、翌年の「若い芽のコンサート」でNHK交響楽団とバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番を共演、衝撃的なデビューを飾った。
 1984年ヴィオッティ、1986年にパガニーニ両国際コンクールで最高位を受賞。
 1985年からは、ニューヨークのジュリアード音楽院に全額奨学生として留学し、1992年に学士と修士を取得。ニューヨークを本拠地として、世界各地でオーケストラとの共演、リサイタル、音楽祭への参加と国際舞台で目覚ましく活躍している。フランスのフィガロ紙は「彼女は全曲を通じ、文句のつけようのないほど見事であり、その光あふれる音色と、一種言葉にできないような魅力が全曲を通じ、疑いを差し挟む余地のない優美さに輝いていた」、ワシントン・ポスト紙は、「身についた優美」と見出しを掲げた記事で絶賛し、シラキュース(アメリカ)のヘラルド・ジャーナル紙は、「マリア・カラスがもしもヴァイオリニストであったなら、彼女のように弾くだろう」と書いた。
 これまでに国内の主要オーケストラはもとより、ワシントン・ナショナル響、ロザンゼルス・フィル、セントルイス響、ヴァンクーヴァー響、フィルハーモニア管、BBC響、ウィーン・トーンキュンストラー管、ロシア・ナショナル管、サンクトペテルブルク響、バンベルク響、NHK響などと共演、また、日本フィルハーモニー管弦楽団のヨーロッパ・ツアー、東京交響楽団のアメリカ・ツアーにもソリストとして同行している。
 リサイタリストとしても意欲的に活動しており、1994年のカザルス・ホールでの<ニューヨーク・コレクション>(全5回)、2004年浜離宮朝日ホールでの<ブラームスとその系譜>(全3回)など、演奏の素晴らしさに加えて、その時代を見通したユニークなプログラムでも注目を集めた。また、1999年にはニューヨークのリンカーン・センターにおいてニューヨーク・リサイタル・デビューを果たし、NYタイムズ紙はその演奏を「圧倒的なテクニック、華麗な音色、劇的な音楽表現」と評し、見出しに「ヴィルトゥオーゾの圧倒的迫力に脱帽」と掲げて絶賛した。その他、2001年にはバッハの無伴奏作品に取り組み、これはCDとしても発売され高い評価を得ている。このほか、ワシントンのケネディー・センターやラヴィニア音楽祭、イタリアのストレーサ音楽祭等に出演している。
 アジアでも活躍の幅を広げており、香港フィルと中国ツアーのソリストを務めたほか、武漢交響楽団とも共演、台湾でも定期的に演奏会を行っている。

 現代作品にも積極的に取り組み、その解釈と演奏には定評がある。近年では、2009年に新実徳英氏のヴァイオリン協奏曲第2番を仙台フィルと世界初演し、また2011年には新実作品展でヴァイオリン曲を6曲を一晩で演奏し、いずれも高い評価を受けている。

 レコーディング・アーティストとしてのデビューは、ドレスデンにおいてジュゼッペ・シノーポリ指揮ドレスデン・シュターツカペレと共演したベルクのヴァイオリン協奏曲で、演奏会と同時にテルデック・レーベルによってCD録音が行われ、1997年にリリースされると同時に高く評価された。その他、これまでに”マイ・フェイヴァリッツ”、”バッハ無伴奏ソナタ&パルティータ”、”チャイコフスキー&ショスタコービッチ:ヴァイオリン協奏曲”、“カルメン・ファンタジー”などがある。


 2004年からは演奏活動の傍ら教育にも携わり、秋田の国際教養大学特任教授として、音楽を専攻していない若者にも音楽の深さを知ってもらおうと、秋学期に集中講義(「音楽と演奏」)を行っている。
 東京生まれ、現在ニューヨーク在住、日本では、松井宏中、鈴木共子、田中千香士、堀正文、大谷康子、海野義雄の各氏に師事、アメリカでは、J.フックス、J.ラタイナー、F.ガリミア、S.ローズ、I.スターンの各氏に師事、他にスイスで、N.ミルシテイン、アメリカでJ.ギンゴールドのマスタークラスも受講している。
 2005年、第35回エクソン・モービル音楽賞奨励賞受賞。

使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1725年製ストラディヴァリウス「ウィルヘルミ」。

合唱(夜想曲 ダフニスとクロエ)

一音入魂合唱団

ichionnyukon chorus
http://blog.ichion.holy.jp
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2010年5月「日本IBM管弦楽団」第16回定期演奏会のために結成された合唱団「SogerS」に、合唱を心から愛する新メンバーが加わり、2010年10月30日に再結成した有志合唱団。

定期的な演奏会や練習活動は行っていないが、指揮者:曽我大介の熱き指導で歌劇「カルメン」を好演した興奮・感動を胸に、演奏イベントの都度、厚志のメンバーが集い、音楽の絆をで結ばれたミュージシャンとのアンサンブルに魂を込めて演奏活動を行っている。

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