第52回演奏会
2019年4月14日 (日) 13:00開場 14:00開演
東京芸術劇場コンサートホール
指揮 川本貢司
ピアノ独奏:福原彰美
オルガン : 小高園里子
指揮
川本貢司
Koji KAWAMOTO (Conductor)
http://www.kojikawamoto.com/
島根県生まれ。2001年よりドイツを拠点に国際的な指揮活動を展開し、正統的な音楽語法を踏襲しつつ、現代的な感性と明晰な解釈で歌い上げる斬新で透明感ある演奏スタイルは、海外においても高い評価を確立している。第10回東京国際音楽コンクール指揮部門に22歳の若さで入賞。第59回「プラハの春」国際音楽コンクール指揮部門において第3位。
2001年から2007年、フォアポンメルン歌劇場第一専属指揮者ならびに北東ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者を兼任。2008
年から2014年、チェコにおける初の日本人音楽監督としてピルゼン放送交響楽団を指揮。また、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ放送交響楽団などの名門オーケストラを筆頭に、チューリングン・フィルハーモニー管弦楽団、ヴュルツブルク・マインフランケン歌劇場、スロヴァキア放送交響楽団、オンタリオ・フィルハーモニック、クラスノヤルスク交響楽団、ドニプロペトロフスク国立フィルハーモニー管弦楽団、イスタンブール国立交響楽団、マラガ交響楽団など、欧州、北米・南米、ロシア、アジアの50以上のオーケストラを指揮し、現在に至るまで客演を重ねている。国内においては東京フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、京都市交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団等、各地のオーケストラと共演。
近年は、2013年4月の浙江交響楽団との共演を契機に、中国においても非常に高い評価を確立し、深圳交響楽団、西安交響楽団、青島交響楽団、河北交響楽団、貴陽交響楽団、福建省歌劇場をはじめ、中国全土で日本人指揮者としては類を見ない数の客演を重ねている。
東京芸術大学音楽学部指揮科を卒業。在学中に指揮法を若杉弘、小田野宏之、遠藤雅古、フランシス・トラヴィス、学内のマスタークラスにおいてヴァレリー・ゲルギエフ、セルジュ・チェリビダッケ、渡米後にグスタフ・マイヤーの各氏に師事。
生涯の師と仰ぎ、最も影響を受けた指揮者であるシャルル・デュトワ氏からは、リハーサルに帯同する許可を受け、2009年より世界各地で巨匠より直々に薫陶を授かり「音の魔術師」の神髄を会得する。
近年はさらに活躍の場を広げ、2017年9月にサントリーホールにて「日タイ修好130周年記念・王立バンコク交響楽団日本公演」
を指揮し、聴衆のみならず両国関係者から高い評価を受け、2018年8月の定期公演に招聘。再び好評を博す。また、2018年9月には南米、チリ共和国コンセプシオン交響楽団の定期公演を指揮し、大成功のうちに南米デビューを果たす。再演を熱望され、早くも2019年10月に再共演の予定である。
ピアノ
福原彰美
Akimi FUKUHARA (Piano)
オフィシャルサイト
14歳で浜離宮朝日ホールにてソロリサイタルを開催、ライヴ録音が学研プラッツレーベルから発売される。15歳で単身渡米し、サンフランシスコ音楽大学、ジュリアード音楽院で学ぶ。アメリカ国内外の主要ホールで演奏し、これまでにカリフォルニア・ユース・シンフォニー、パロ・アルト・フィルハーモニク、UCDavisシンフォニー、サンフランシスコ・コンサヴァトリー・オーケストラ、ゼファー・ミュージック・フェスティバル・オーケストラ、ルートヴィヒ管弦楽団等と共演。日本とアメリカをはじめ、フランス、イタリア、韓国、中国、台湾、エクアドル等で演奏する。2011年シャネル・ピグマリオンデイズ参加アーテイスト。多胡まき枝、故・松岡三恵、マック・マックレイ、シャロン・マン、ヨヘイヴェド・カプリンスキー各氏に師事。
2017年にリリースされたソロアルバム『ブラームス:ピアノ小品集』(Acoustic Revive) がレコード芸術誌の「準特選」
、オーディオアクセサリー誌の「今季の特選盤」に選ばれる。また、学研プラッツよりリリースされたソロアルバム『l'enfant de la
musique 』、『Akimi plays Chopin and Liszt』
がナクソス・ミュージック・ライブラリーにて配信される。室内楽では、クリスティーヌ・ワレフスカ、ナサニエル・ローゼン、ピエール・アモイヤルなど著名な演奏家と共演。室内楽アルパムへの参加も多く、2018
年には、中国の著名なクラリネット奏者ワン・タオと共演した『Spin 旋』(ドイツグラモフォン)、ピエール・アモイヤル(vln)
、ナサニエル・ローゼン(vc)、清水祐子(vla) と共演した『ブラームス&シューマンピアノ四重奏曲集』(SHOFUSHA)
がリリースされた。
2019 年には、トビー・ホフマン(vla) との共演アルパム(SHOFUSHA)のリリース、秋山和慶指揮/東京交響楽団との共演等を予定している。
クリスティーヌ・ワレワスカとは2010 年の来日時にその実力を認められ、以来パートナーとして、世界各地の公演で共演している。
オルガン
小高園里子
Eriko KOTAKA (Organ)
スイス国立ジュネーブ音楽院を1等賞及びジュネーブの町より特別賞を得て卒業。在学中に、スイス・フランスの国際オルガンコンクールに入選。スイス・フランス・イタリアなどにおいてリサイタルや合唱伴奏などを行うほか、教会オルガニストとして活躍。
2003年度横浜みなとみらいホールオルガニストインターンシップ修了。オルガンを酒井多賀志、リオネル・ロッグ、ミッシェル・シャピュイ、アレッシオ・コルティ、三浦はつみの各氏に師事。ヨーロッパや日本など国内外において様々なマスタークラスに参加して研績を積みつつ、リサイタルやアンサンプルなどの演奏活動を行う。
日本オルガニスト協会・日本オルガン研究会会員。日本基督教団成宗教会オルガニスト。サクライ楽器・ヤマハ横浜クラシックオルガン科講師。